エッセー

陽と陰

陽と陰

おばけちゃん

安倍晴明ね!名前からしてかっこいいわ!

はなこ

陰陽術士だね。イケメンのイメージがあるよね。

 陽と陰。この世の様々なものはこの2つに分けられる。光と影、男と女、暖かいと寒い、昼と夜、太陽と月、健康と病気、明るいと暗い、陽気と陰気、等々。

こう聞くと陽が良くて陰が悪いと感じないだろうか。私は長い間、陽の人に対してコンプレックスがあった。しかし、今では陽や陰というのは性質の一つに過ぎないと思うようになった。

先に挙げた例の男と女で考えるとわかりやすい。男と女、どちらが良くてどちらが悪いと決める事はできない。善悪ではなく、男という性質であり女という性質なのだ。

陽と陰が善悪ではなく性質であるのなら何が重要になってくるのか。それは中庸であると思うのだ。つまりは陽と陰のバランスを取ってその真ん中辺りを目指す。

中庸を目指す事は自分を深く知り、己を律することにも役立つだろう。

過ぎたるは及ばざるが如し、水清ければ魚住まずである。どちらかにかたより過ぎずバランスを取っていく事が大切だと思う。

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